Power BI Desktopをインストールしてみたが、グラフの作り方がわからないという方向けに、視覚化ウィンドウの基本的な使い方を説明しています。
今回は100%積み上げ横棒グラフの作成方法を説明します。100%積み上げ横棒グラフは、項目毎の割合を簡単に見ることが出来ます。
本記事を読むことで、100%積み上げ横棒グラフを作成できるようになります。
目次
事前準備 サンプルデータの読み込み
まずはPower BI Desktopで用意されているサンプルデータを読み込みます。
以下のリンク先でサンプルデータの読み込み方法を説明していますので参考にしてください。
【初心者向け】Power BI Desktopサンプルデータの使い方|効率化マンのメモ (yuatech-eng.com)
100%積み上げ横棒グラフ
今回は、Canadaの製品(Product)毎の売上を整理します。
100%積み上げ横棒グラフの作成
視覚化 ウィンドウの”100%積み上げ横棒グラフ”を選択
選択すると、100%積み上げ横棒グラフのビジュアルが表示されます。
視覚化ウィンドウにフィールドを追加する
Y軸に、Countryを追加
X軸に、Salesを追加
凡例に、Productを追加
追加完了すると、100%積み上げ横棒グラフが作成出来ました。
フィルターを追加(スライサー)
Canadaのみのデータを表示するためスライサーを追加する。
レポート ビューでビジュアルが無い画面をクリック後、視覚化 ウィンドウの”スライサー”を選択
スライサーで表示された”Canada”を選択すると、集合横棒グラフが”Canada”のみ表示されました。
関連して、複数のスライサーの表示方法についても説明します。
フィルタのリセット(選択解除)
フィルタを設定した後、初期の状態に戻すための方法を説明します。
スライサーのビジュアルを選択後、”消しゴム”アイコンを選択すると、フィルタが解除されます。
スライサーに検索機能を追加
スライサーには部分一致の検索機能を追加することが出来ます。
スライサーのビジュアルを選択後、”・・・”を選択後、”検索”を選択。
選択後、スライサーのビジュアルに”検索機能”が追加されます。
スライサーを”一覧”or”ドロップダウンリスト”で表示
スライサーとして設定したいが、一覧表示にするとレポートのスペースを取りすぎてしまって困ってしまったことはありませんか?そういうときは、ドロップダウンリストに切り替えることで問題が解決することがあります。
スライサー ビジュアルを選択後、”スライサーの種類を選択します”選択後、”一覧”もしくは”ドロップダウン”を選択する。
スライサーの表示が変更されました。
スライサの選択項目について
スライサの選択方法について説明します。
通常はクリックすると1つのみ選択されます。複数を選択する際はCtrlキーを押しながらクリックすることで複数選択可能です。ここでは、1つのみしか選択できない、Ctrlキーなしで複数選択、すべて選択を表示する方法を説明します。
まずは選択項目の設定する場所を表示します。
視覚化 ウィンドウのビジュアルの書式設定を選択。その後、選択項目を選択。
単一選択
レポートの種類によっては、スライサーは単一で表示した方が都合がよい場合があります。そういう時は、選択項目から単一選択を選択します。
Ctrlキーなしで複数選択
複数選択することが頻繁に発生するレポートの場合は、都度Ctrlキーを使うのが手間に感じることもあるかと思います。そういうときは、Ctrlキーで複数選択のチェックを外す。
すべて選択を表示
項目が多いときなどは、すべての項目を選択するためにクリックするのが手間に感じるときがあるかと思います。そういうときは、”すべて選択”のボタンを表示することが出来ます。
選択項目の、[すべて選択]オプションを表示するを選択
パネルで選択
オプションの設定を横に変更すると以下のようにパネルから選択できるようになります。頻繁にスライサーを利用することが求められるレポートの場合に使うと便利になります。
レポートの書式設定
テーマ
表示タブで、あらかじめ準備されたテーマの中で変更が可能です。テーマを変更すると印象は変わりますので見やすいテーマを選択ください。
ビジュアルの書式設定
ビジュアルを選択し、視覚化ウィンドウのビジュアルの書式設定タブの全般タブを選択します。
タイトルセクションをクリックして展開し、タイトルテキストを表示したいタイトルに変更し、フォントを変更することで、タイトルの文字の大きさを変更可能です。それ以外にも太字、イタリック、テキストの色変更など細かなカスタマイズも可能です。
背景図形の追加
挿入 > 図形 > 四角形を選択します。選択した四角形をページの一番上に配置し、ページの幅に合わせて引きのばします。
作成した四角形を選択後、書式のシェイプ選択後、スタイルを選択すると、色の変更が可能になります。
まとめ
今回は100%積み上げ横棒グラフの基本的な使い方を説明しました。
割合で表示して分析することはよくあると思いますので是非、100%積み上げ横棒グラフを使って見てください。