Power BI Desktopおよびオンライン版のPower BIの使い方の基礎をハンズオンで学べるチュートリアルです。
以下のような方には参考になれば幸いです。
- とりあえずPower BI Desktopをダウンロードしたけど使い方がわからない。
- 分析するデータが無いから試すことができない
目的の機能のみ確認できるように、記事毎で完結できるように作成しています。
出来れば第1回から順番に学習頂ければ幸いです。
チュートリアルを終えた後は、以下のデータ分析業務の流れを閲覧頂ければ、Power BIを使ったデータ分析業務の流れのイメージを持つことが出来ます。業務の流れのイメージを持つことで皆様が業務課題に取り組む際に、スムーズに進めることができるようになります。
初心者向け データ分析業務の流れ-Power BIの使い方|効率化マンのメモ (yuatech-eng.com)
目次
- 1 Power BI Desktopのチュートリアル
- 1.1 【サンプルデータ】売上データサンプル
- 1.2 第1回:Power BI Desktopの導入方法
- 1.3 第2回:Power BI Desktopの画面説明
- 1.4 第3回:Power BI Desktop データのカスタマイズ 変更と保存
- 1.5 第4回:Power BI Desktop Excel接続
- 1.6 第5回:Power BI Desktop テーブルの作成
- 1.7 第6回:Power BI Desktop マトリックス(クロス集計表)の作成
- 1.8 第7回:Power BI Desktop 積み上げ横棒グラフの作成
- 1.9 第8回:Power BI Desktop 積み上げ縦棒グラフの作成
- 1.10 第9回:Power BI Desktop 折れ線グラフの作成(時系列データの可視化)
- 1.11 第10回:Power BI Desktop マップの作成
- 2 まとめ
Power BI Desktopのチュートリアル
【サンプルデータ】売上データサンプル
本チュートリアルで利用するサンプルデータです。データはcsvファイルでダウンロード可能です。チュートリアルを実施する前にcsvファイルをダウンロード頂けると効率的にチュートリアルを進めることが出来ます。
第1回:Power BI Desktopの導入方法
Power BI Desktopをインストールしましょう。Power BI Desktopのインストール方法としては以下の2つの方法があります。
- Microsoft Store からインストール
- ダウンロードページよりexeファイルをダウンロード
Power BI Desktopの導入方法では、Microsoft Storeからインストールする方法を説明します。Microsoft Storeからインストールのみ説明するのは、Microsoft Storeからインストールした場合は、Power BI Desktopの自動更新ができるのでお勧めです。
第2回:Power BI Desktopの画面説明
データ可視化のPower BI Desktopとデータ処理/データ準備のPower Queryエディタの画面の名称についての説明をします。これって何て呼ぶのと思ったことがある方、初めに名称を知っておきたいというかたは是非、閲覧ください。
特に以下の8個はよく使うと思いますので、確認を頂ければ幸いです。
A:リボン
B:レポート キャンパス
C:フィルター ウィンドウ
D:視覚化 ウィンドウ
E:フィールド ウィンドウ
F:レポート ビュー
G:データ ビュー
H:モデル ビュー
第3回:Power BI Desktop データのカスタマイズ 変更と保存
取り込んだデータのフィールド名の変更と、読み込んだデータをcsvファイルとして出力します。Power BI Desktopの読み込んで、データを加工して、csvファイルで出力したい方は参考になります。
ここでは、DAX関数などは使わなくてもPower BI DesktopのGUIで簡単に、合計、平均などの集計方法の変更または、集計しないを選択することを体感できます。特に”集計しない”を実施できることを知っておくと、テーブルの作成時に効率的に作業ができるようになりますので、初心者の方は是非やってみてください。またExcelをメインで使われている方も、少しPower BI Desktop上で集計してからcsvに出力するなどを実施することで、データまとめ作業を楽にすることが出来ます。
第4回:Power BI Desktop Excel接続
Power BI Desktopにデータを取り込みます。利用頻度が高い、Excelへの接続方法を実施します。
Power BI DesktopでExcelへの接続方法としては、以下2つの方法が存在します。
- フォルダに保存されたExcelに接続
- SPO(OneDrive,Teams)に保存されたExcelに接続
このチュートリアルでは、初心者向けということで、フォルダに保存された1つのExcelに接続する方法について説明をします。
フォルダに保存された複数のExcelファイルを取り込みたい場合は、以下に作業手順をまとめましたので参考にしてください。
Power BI Desktopに複数のExcelデータを取り込む|効率化マンのメモ (yuatech-eng.com)
SPO(OneDrive,Teams)に保存されたExcelに接続に興味がある方は、以下に作業手順をまとめましたので参考にしてください。
【初心者向け】Power BIからSharePointのファイルを取り込む方法|効率化マンのメモ (yuatech-eng.com)
第5回:Power BI Desktop テーブルの作成
利用頻度が高いビジュアルを絞って説明します。
データを一覧のリストとして表示する方法を説明します。
テーブルのビジュアルは、作成したレポートのフィルタ用、レポートの補足説明用など利用頻度は高いです。
第6回:Power BI Desktop マトリックス(クロス集計表)の作成
データを複数の軸で整理した表を作成する方法を説明します。
クロス集計表は、Excelで作成する頻度が高い表です。
予算管理など月毎の集計をしつつ、行ごとの集計もしたいときなどは便利です。テーブルと合わせてマトリックスを学習することで、わかりやすいレポートを作成できるようになります。
テーブル、マトリックスの使い分けは以下になります。
テーブル:一覧表示
マトリックス:行列を組み合わせて分析
第7回:Power BI Desktop 積み上げ横棒グラフの作成
横棒グラフの作成方法を説明します。横棒グラフは、人が理解しやすいグラフになりますので積極的に利用しましょう!
データを比較するときは、まずは横棒グラフを選択することを検討するとデータから判断しやすくなります。そのうえで、1つの要素で2つ以上の項目を説明したいときに、積み上げ横棒グラフを利用します。
第8回:Power BI Desktop 積み上げ縦棒グラフの作成
Excelで作成したグラフをPower BI Desktopで置き換えたいときなどはよく使います。
積み上げ縦棒グラフは、時系列のデータの実績値を可視化する際によく使います。時系列のデータで将来の予測を実施しない場合は、積み上げ縦棒グラフを使うと判断がしやすくなります。
第9回:Power BI Desktop 折れ線グラフの作成(時系列データの可視化)
時系列データを分析するときは必須になります。
時系列データで実績と将来の予測も実施する場合は、折れ線グラフを利用すると、説明がしやすくなります。凡例を追加することで複数の項目のデータを比較することが出来ます。可能な範囲で項目は少ない方が見やすくなりますので、見せたいデータに合わせて表示する項目を変更するとよりよくなります。
第10回:Power BI Desktop マップの作成
地図上にデータを可視化する方法を説明します。
初回利用時に、地図が表示されないときは、以下の作業を設定してから、サイトマップを作成ください。
“ファイル” > “オプションと設定” > “グローバル” > “セキュリティ”を選択後、”地図と塗り分け地図の画像を使用する”を選択ください。
まとめ
Power BI Desktopの初心者向けの記事をまとめました。
基本となるテーブル、棒グラフ、折れ線グラフ、マップを使えるようになりました。まずはこのビジュアルだけでもほとんどのデータ可視化は可能になります。
まずはこのチュートリアルで説明したグラフを使ってデータの可視化を実施頂き、必要があればほかのビジュアルも学習していただければ、スムーズに業務適用しながら、Power BI Desktopのスキルアップが出来ると私は思っています。
チュートリアルを終えた後は、以下のデータ分析業務の流れを閲覧頂ければ、Power BIを使ったデータ分析業務の流れのイメージを持つことが出来ます。業務の流れのイメージを持つことで皆様が業務課題に取り組む際に、スムーズに進めることができるようになります。
初心者向け データ分析業務の流れ-Power BIの使い方|効率化マンのメモ (yuatech-eng.com)
またどういうグラフにすればわかりやすくなるのかに不安がある方は以下を参考にしてみてください。人に伝えるための考え方をまとめました。
資料の作り方 入門編(マインド)|効率化マンのメモ (yuatech-eng.com)